出張ワークショックも残す所、あと2カ所。 今回は冬の南国・高知で、フォトワークショップ第六弾が開催されました。 講師の大和田良先生曰く、「イイ写真」とは、鑑賞者になにかが伝わってくる写真! そういった写真を撮るには、やはり基礎的な技術や基準が必要になってくるとのこと…。 では、その基準って一体、何…?大和田先生から、目から鱗のレクチャーをがっちりと受けて、 「マクロでまちを撮る」をテーマに、撮影会がスタートしました!
今回のワークショップにご応募頂いた代表者と、参加者1名の方に感想をお聞きしました。
[代表者の声] 杉本春奈さん ●イベント企画の背景 昨年、GXRを使っての撮影会に参加しました。それが参加メンバーの中で非常に好評でしたので、ぜひまた高知で開催したいと考えました。メンバーはフィルムカメラの愛用者が多く、今回のような撮影会を通してデジタルカメラに触れられる機会を作りたいと思い、応募しました。また、プロの写真家に来ていただけるということで、尊敬する写真家のお一人である大和田さんに来ていただけて、とても嬉しかったです。カメラの魅力だけでなく、写真を撮る上で大切な要素も具体的にレクチャーしていただくことができました。 ●GR DIGITAL IVの感想 実際にこのカメラを使うのは、今回が初めてでした。街中での撮影だったのですが、「撮りたい!」と思った時に、すぐに撮れるカメラだと思います。今回私は「オートブラケット」機能を使用して撮影をしました。一回シャッターを押すだけで、3枚の画像設定で撮ることができるので、その場ですぐにイメージがつかめて撮影がしやすかったです。プリントした作品は、花の色を生かした作品のイメージが伝わるよう、「ポジフィルム調」を選んでいます。実際に撮りながら、そういった選択の操作が簡単にできるので、他の参加者の皆さんも気に入って、色々試していたようでした。
●高知ならではのテーマ 「マクロでまちを撮る」 普段、街をマクロで撮ることはなかなか無いので、参加者の皆さんはクローズアップして撮影できる、「自分が撮りたい」被写体探しに集中しているようでした。いつもよりも色んなことに意識を向けて撮っていたので、今まで気付かなかったまちの中のことにも、気がつくことができたのではと思います。実は、地元の参加者の皆さんと「普段あんまり街を歩いてないよね…」と話をしていました。今まで知らなかった場所など、地元の人たちにとっても、撮影をしていて新たな発見があったようでした。
[参加者の声] 尾崎由理さん ●GR DIGITAL IVの感想 コンパクトで、撮りたい時にすぐ撮れるので、とても快適に撮影できるカメラでした。今回のように光が陰ったり照っていたり、光の状態が変わりやすい時も、「ここ!」と思った時にチャンスを逃さず撮れました。レクチャーで大和田先生に教えていただいた「水平」は、慣れるまでは時間がかかりました…(笑)ですが、水準器を使えば水平が合った時もすぐに撮れるので、今回の撮影でマスターすることができたと思います! ●高知ならではのテーマ 「マクロでまちを撮る」 私も普段あまりマクロでは撮らないですね。ですが、今回それがテーマだったことで、全体を見る行為よりも、そこにあるものひとつひとつを見ることができました。
商店街でコロッケを買い食いしたり、観光地取材中のテレビ撮影に巻き込まれたり…。 高知市では珍しい、雪が舞う場面もあり、撮影中に様々な出来事が起こりましたが、 大和田先生と共に高知のまち撮りを楽しめたワークショップだったようです。 被写体にいつもよりぐっと近づいて撮ることで、地元の人たちにとっても、 今まで知らなかった新たな発見があったのではないでしょうか? 出張ワークショップもいよいよ、次回がラスト! 第七弾では、焼き物の街「愛知県・常滑(とこなめ)」を巡ります。