私は普段デジタルの一眼を使用していて、コンパクトカメラというものに不安を感じでいました。ですがGR DIGITAL Wを使ってみて、その不安はすぐに解消されました。フットワークの良さや扱いやすさ、そして描写力が魅力的でした。その中でも感動したのはマクロ機能。AFスピードのストレスを全く感じませんでしたし、精度も描写力も以前使ったGRよりさらに良いものになっていることが実感できました。
●宮崎ならではのテーマ
「撮りたいものの本質を撮る」
今回撮影地には昼の飲み屋街を選びました。宮崎の夜の飲み屋街はすぐ想像ができますが、昼と夜ではまた違う顔を見せます。仕込みなど営業の準備をする人、自販機の上で日向ぼっこをする野良猫など、普段見ている風景を違う側面から見ることで新しい発見ができると思ったからです。なので、今回テラウチ先生にフィルターだけでなく、GR DIGITAL Wの描写力や表現力など、本当の良さを実感してほしいと言われたとき、今回の被写体ととてもリンクしていると感じました。GR DIGITAL Wは様々な機能が付き、面白さも倍増していますが、あえてスタンダードな設定で撮ったことでGR DIGITAL Wのすごさがより実感できたと思いますし、GRの本当の良さを感じることができました。