出張ワークショップ第三回目、前日の雨も上がり、爽やかな雰囲気で行われた 大阪のモダン建築を巡る撮影会。 今回お申込み頂いたのはなんと建築を学ぶ女子大生! 当日発表された「小澤太一VS女子大生」というサプライズイベントの内容は 「空気」をテーマに、撮影後全員で作品投票を行うというもの。 若き感性と写真家の熱きバトルの結果はいかに…!?
今回のワークショップにご応募頂いた代表者と、参加者1名の方に感想をお聞きしました。
[代表者の声] 太田知里さん ●イベント企画の背景 今回の参加メンバーは、関西の女子大学で建築を学んでいる学生と卒業生。時には国内、時には海外にまで建築を見に行く仲間です。学校のフィールドワークで建築物を回る際、写真を撮る機会は多かったのですが、あくまでも記録として撮影していました。前回行われた先行10都市開催の撮影会に参加し、友達に写真を見せたり話をしたら多くの友達が興味を持ち参加を熱望していたので今回参加させていただきました! ●GR DIGITAL IVの感想 私はGX200を使っているのですが、いつもは記録撮影として撮影することが多かったです。今回使用したGR DIGITAL IVは単焦点でしたが、ズームが無いことが逆に面白く、制限のある中で「どう見せようかな?」ということを考えながら撮る楽しさを感じました。また色調を変えられるのも魅力で、クロスプロセス+WBの蛍光灯の青味がかった設定がお気に入り。街の雰囲気と合った写真が撮れたと思います!
●大阪ならではのテーマ 「空気」 「小澤太一VS女子大生」ということでテーマは私たちが設定させてもらったのですが…難しかったです(笑)その建築物を取り囲む空気を感じる写真を撮るために、私は「これは何だろう?」と見る人に考えてもらえるような、ピントをずらす等少しぼんやりとした感じを表現しました。テーマを持つとより意識して撮影に臨めるので勉強になりました。
[参加者の声] 荒木智恵美さん ●GR DIGITAL IVの感想 ズームが無いというのと、クロスプロセス等色調を変えられるのが面白いと感じました。いつもはミラーレス機を使用していてフィルターも使用するのですが、思い通りに表現するのが難しくて…。でも今日GR DIGITAL IVを初めて使ってみて、切り替えがしやすいと感じました。もっと触って使いこなしたいです。 ●大阪ならではのテーマ 「空気」 撮影会後の投票で一位に選んで頂きましたが、実は自分の中では思い通りに撮れたのか…もっと色んな表現に挑戦してみたいと感じました。例えば人を含めて切り取ったり、被写体の質感を出してみたり。今回の撮影会では、私もテーマを持つことで意識して撮影を楽しめました!
●ワークショップの感想 今までは学校のフィールドワーク(建築物の見学)でも何となく漠然と撮影していました。撮影の技術を上げたいと思って個人的に撮影してみてもカメラの使い方が分からなかったり、良い写真って何だろう?と悩んだり…。今回参加してみて、色々と考える良い機会だったと思います。ありがとうございました!
前日の雨も吹き飛ばした小澤先生と女子大生による熱きバトルは、 建築だけでなく写真を純粋に楽しみたい!という女子大生たちに軍配があがりました。 小澤先生からは一位の方だけでなく参加者全員へプレゼントを贈られ、 戦利品を受け取った女子大生たちは終始笑顔。 そしてGR DIGITAL IVを通して、新ためて地元の魅力を感じられたようです。
次は「神話の国」とも呼ばれる自然豊かな宮崎へ向かいます!